#17
 

『実例に学ぶ!スマートフォンwebアナリティクス徹底入門』『スマートフォン分析ならではの「分析手法」と最新分析事情』

12月03日(火)開催の第17回目は二本立てです。
Ptmindの安藤高志様に『実例に学ぶ!スマートフォンwebアナリティクス徹底入門』について、続いてCyberAgentの小川卓様に『スマートフォン分析ならではの「分析手法」と最新分析事情』をご講義いただきました。

KeywordWebアナリティクス(スマートフォン)

●第一部

  • スマートフォンとPCでユーザー解析にどんな違いが起こるのか?
  • CTRの低いスマートフォンサイトでいかに効果的なページ構成を作るのか?
  • 成功するスマホ向けLPはどのくらい数値が違うのか?

現在のスマホの課題はPCよりもCTRが低いことです。
それをいかに上げていくかが直近の課題となっています。
成果を上げているサイトはどんな構成をしているか?
成果を上げるために何をすればいいか?
等を豊富な事例をもとにご紹介していただきます。

●第二部

スマートフォンの分析はここ数年で大きく進化しました。
新しいツールや分析手法なども登場しています。
事例を交えながら、スマートフォンサイトやアプリなではの分析手法や
KPIを紹介いたします。

ご期待ください!

セミナーレポート


17回目のウェブマーケティング・リレーセミナーが2013年12月3日(金)19時に開催されました。今回のセミナーは、Ptmindの安藤高志様とCyberAgentの小川卓様のお二人によるセミナー。

安藤様がCOOを務めるPtmindは、スマートフォンを中心としたマルチデバイスデータ解析事業を展開しており、日本、中国、シリコンバレーに拠点を置き活動しています。

まずは、Ptmindの製品であるPt engineのご紹介から。ユーザーの行動を正確に取得するのに重きをおいた解析ツールは、GoogleAnalyticsが使えなく、無料の解析ツールの精度が悪い中国でシェアを伸ばしているそうです。全デバイスのヒートマップ分析が可能で、ユーザーの動きを可視化するのが得意なツールで、国内では導入サイト数が1200以上あるなど、導入事例を解説しました。

ウェブ運用で求められる能力とは

その後、セミナーテーマである「ウェブ運用で求められる能力」について語っていただきました。主にスマートフォンにおける解析手法について。解析に大切な力を以下のように定義しています。

解析力=右脳(創造力)+左脳(ロジック)

右脳(創造力)とは、観察力やKPI設計、テスト設計であり、こちらのほうが重要であると述べています。実験によって地動説を証明したガリレオのような、実験物理学的なアプローチがウェブ運用に求められると前半を締めくくりました。

後半はスマートフォン分析論をテーマにセミナーを展開。スマートフォンの場合は、コンバージョンありきだけではなく、目標の設定が重要であると言います。

また、パフォーマンスを向上させる4要素として以下を定義しました。

「ファーストビュー」
「レイアウト」
「コピーライト」
「導線」

これらを踏まえながら、いくつかの事例を紹介。効果的なスマートフォンページの作り方について解説しました。

結論としては、求めたい何かを実験で証明することが大切であるとセミナーを締めくくりました。

後半は、CyberAgentの小川卓様が「スマートフォンならではの分析手法と見るべき指標について」をテーマにした内容でご登壇。

小川様ご自身の経験から、スマートフォンウェブサイトを改善するための手法について解説していただきました。

スマートフォンサイトとアプリの具体的な解析方法を解説

PCとスマホサイトでは利用の目的が異なるため、利用者の目的にあったゴールを最重要視して見るべきであると説明。メンズファッションサイトのケースを例にとりながら、目的設定や画面解像度、KPIなどの設計手法を、ユーザーの動線分析やログ解析方法について具体的な画面を見ながら解説していただきました。

テーマはスマートフォンアプリについても及びます。解析ツールの使い方や解析結果でどの要素を見るべきか? 解析ツール以外からの情報の集め方などについて、豊富な事例とともに解析画面を見ながら具体的な方法をレクチャーしていただきました。

スマートフォンはPCサイトにはないKPIがあり、スマホサイトやアプリの分析を行なっているところはまだ少ないため、今から実施すれば大きな差別化につながると締めくくりました。

米Adobeの清水誠様も参加しての座談会

質問コーナーでは、スマホサイトやアプリの開発を担当している方から具体的な内容の質問が連発。最後までスクロールされるページの作り方などのテクニックから、小川様が講義中で触れたアプリのレビューのテキストマイニングについてなど、マニアックな質問も続出、大変盛り上がりました。

座談会には、第13回のセミナーでご登壇した米Adobeの清水誠様も参加。

アメリカや中国で流行しているアプリの話やPCとスマートフォンで解析方法の違いなどをテーマにそれぞれの立場からの意見を交換。予定時間いっぱいまで議論が交わされました。

その後の交流会でもたくさんの方が名刺を交換したり、セミナー内では聞けなかった質問をするなど交流の輪を広げていたようです。


開催概要

日時 2013/12/3 (火) 19:00-21:40
場所 コーチ・ホール (千代田区九段南2-1-30イタリア文化会館 3階)

講師紹介

講師

株式会社Ptmind COO
安藤 高志 様

安藤 高志(あんどう たかし) 物理学科卒業、量子力学専攻。 2009年 OKwave Inc.に入社。 企業向けナレッジ共有システムの販売と運営支援業務を担当。 2011年 中国、日本を拠点とする株式会社Ptmindを立ち上げに参画。 同社COO就任。 現在、株式会社Ptmind社にてデータ解析事業を日本、中国、欧米圏で行い、 マルチデバイスwebアナリティクス「Pt engine」を世界展開。 小川 卓 (Taku Ogawa) サイバーエージェントのWebアナリスト PC・スマホサイトサービスの分析からテレビCMの分析まで多岐に渡る分析を行なっている。 アクセス解析に特化したブログ「リアルアクセス解析」を2008年より運営中。 著書多数。 前職では、株式会社リクルートにて住宅情報サイト「SUUMO」のウェブアナリストを担当。 アトリビューション・ソーシャルメディアの分析・モニタリング・スポット分析・教育などが主な業務。 また、リクルート全社のアクセス解析ツールの選定・導入・教育にも携わり、150サイト以上の導入を担当。

対談のお相手 / 次回講師

今回は講師としてご講演!ウェブアナリスト
小川 卓 様