#23
 

「実践的」カスタマージャーニー型PDCAのすすめ

11月13日(木)開催の第23回目は、 データマーケター 内野 明彦 様にご登壇いただき、 『「実践的」カスタマージャーニー型PDCAのすすめ』というテーマでご講演いただきました。

Keywordカスタマージャーニー型PDCA

最近注目されている「カスタマージャーニー」 にビッグデータ分析を付加することによって、 『個客視点』でのPDCAを行うことが可能になっています。その方法論と課題、具体事例をご紹介します。

  • 1. そもそもカスタマージャーニーとは?
  • 2. なぜ今、注目されている?必要とされている?
  • 3. 具体的にはどういうものなのか?
  • 4. どこから始めればいいのか?
  • 5. 実践事例と海外事例の紹介
  • 6. DMP(データマネジメントプラットフォーム)との関係は?
  • 7. まとめ

※内容は一部変更される可能性があります

特定のツールに寄ったお話ではなく、カスタマージャーニー視点での分析やPDCAを行うために何が必要か、どういう進め方がふさわしいのか、という切り口をメインにお話いただく予定です。

セミナーレポート


23回目のウェブマーケティングリレーセミナーを11月13日(木)に実施いたしました。
今回のセミナーテーマは「『実践的』カスタマージャーニー型PDCAのすすめ」。データマーケターとしてご活躍中の内野明彦様にご登壇いただきました。

まずは内野様の自己紹介から。10年ほど前からアクセス解析の領域に踏み込み、5年ほど前からデータマーケターとして活躍されているそう。ご本人は決して統計の専門家ではなく、エクセルでクロス集計をしまくって分析をするタイプであり、そのスキルからデータ分析をテーマにしたエクセルの本を出したこともあるそうです。

最近では、BtoBの仕事で潜在顧客から受注確率を割り出す営業リードスコアリングやオンライン、オフラインをミックスして最適化する案件を多く手がけているとのこと。

業務内容は、広告アトリビューション分析や広告予算の最適化、プライベートDMP構築やプライベートDMPのフィージビリティスタディなど、幅広く手がけていらっしゃいますが、それらに共通しているテーマこそが今回のセミナーで取り上げる「カスタマージャーニー」なのだそうです。

スマートフォンの支配力が大きくなることで注目度が高まったカスタマージャーニー

最初のテーマとなったのが「なぜ、今、注目され、必要とされているのか?その理由」です。それは、スマートフォンの支配力が大きくなったことで環境が大きく変わったことにあると内野様は解説します。

行動データ・ログの取得方法が多様化し、それらを分析するツールの進化、さらには共通IDサービスの普及など顧客をとりまく「行動履歴明細データ」が増えている現状を説明。それらのビッグデータを安価に処理できるツール類の存在を解説されました。

このようなことにより、カスタマージャーニーは、単なる概念やイメージではなく、具体的に個々のユーザーレベルでの行動把握と行動予測ができるようになってきており、それこそが、カスタマージャーニーが注目されてきている理由であると解説されていました。

具体的なカスタマージャーニーの事例を次々と紹介

概論の後は、具体的な事例を取り上げてのカスタマージャーニーの実践編へ。実際の業務としては、実際にどのように実装されているのかについて内野様の豊富な経験を元に解説してくださいました。具体的なクライアント名はここでは書けませんが、それぞれをユーザー検討行動から整理して、それぞれのステージで分析をすることの重要性を解説。それは、1つの事例では下記のように分けられます。

広告集客 ▶︎ 新規訪問 ▶︎ 再誘導 ▶︎ 問い合わせ ▶︎ 具体的検討・交渉・調整 ▶︎ 契約完了

これら顧客の行動ステージごとに分析する手法を詳しく解説していただきました。

質問の中には、「カスタマージャーニーは、最初はどこから始めればいいのか?」という質問がありました。これに対して、ある絵本のECサイトを例にあげてスタートアップの事例を紹介。手に届く範囲で効果を出していくことで、導入を進めることの重要性を説明していただきました。

質問コーナーや座談会では具体的な導入方法について突っ込んだ議論を展開

参加者の質問コーナーでは、カスタマージャーニープロジェクトを成功させるためのコツについての質問が次々と上がりました。成功させるためには、意思決定権のある人を巻き込み、ある程度実行のできる予算からスタートをして増やしていく、トライアルの導入でもできることとできないことを明確にするなど、かなり具体的な例を挙げてご説明いただきました。

その後、ファシリテーターの小川様と次回セミナーにご登壇いただく株式会社イー・エージェンシー 海老澤澄夫様が加わり、いつもの座談会タイムへ突入。

Googleアナリティクス プレミアムなどのツールの使い方、ウェブサイトやウェブビジネスそのものの考え方。最近のお客様のニーズについて議論。コンバージョンやエンゲージメントの計測方法など、それぞれのご経験をもとに分析手法について語り合いました。

さらに、テレビCMでのアクセス解析のお話もご披露いただき、ここでしか聞けない話が盛りだくさんの座談会となりました。


開催概要

日時 2014/11/13 (木) 19:00-21:40
場所 コーチ・ホール (千代田区九段南2-1-30イタリア文化会館 3階)

講師紹介

講師

データマーケター
内野 明彦 様

内野 明彦(うちの あきひこ) ISID、電通、ネットイヤーグループ、ネットエイジなどで、数多くのマーケティングプロジェクトに関わる。ウォルト・ディズニー・ジャパンにてEコマースの立ち上げに関わり、2006年よりオーリック・システムズの取締役としてアクセス解析の新規事業構築を担う。2009年にコンフォート・マーケティングを創業。現在はデジタルマーケティング領域特化のデータマーケターとして多くの企業に対して戦略・分析・実行支援を行う。東京工業大学卒。

対談のお相手 / 次回講師

株式会社イー・エージェンシー
海老澤 澄夫 様

モデレーター

ウェブアナリスト
小川 卓 様 様