#24
 

Webマーケッターのタグマネジメント活用法ー基本知識から最新動向まで

2015年1月22日(木)開催の第24回目は、
株式会社イー・エージェンシー 海老澤 澄夫 様にご登壇いただき、
『Webマーケッターのタグマネジメント活用法ー基本知識から最新動向まで』というテーマでご講演いただきました。

Keywordタグマネジメント

Webマーケティングの様々な場面で利用されている「タグ」。その役割や管理方法についての基本知識から、最も使われているGoogleタグマネージャの紹介、そして次世代のタグマネージメントについて解説いただきました。

第1部:タグマネージメント総論

  • タグとはなにか?
  • タグを管理する必要性
  • タグマネージャの登場
  • 主なタグマネージメントサービス

第2部:Googleタグマネージャの紹介

  • 世界で最も利用されているタグマネージャ
  • コンテナ・タグ・マクロ・ルール
  • Googleタグマネージャの使い方

第3部:次世代のタグマネージメント

  • Tealium社の紹介
  • Tealiumが提供するタグマネージメント
  • Data ActivismとDigital Data Distribution Platform (D3P)
  • AudienceStreamが提供する新しいタグマネージメントの概念

セミナーレポート


今回の24回目のセミナーテーマは「Webマーケッターのタグマネジメント活用法」。デジタルマーケティングにおいてログ解析などに使われるタグを使いこなすためのノウハウをタグマネジメントの第一人者が余すことなく公開するというもの。

講師を務めるのは株式会社イー・エージェンシーの海老澤澄夫様。Webディレクターや外資系ITサービスの日本法人代表などを経験後、同社でWebマーケティングのデータ解析に従事されています。GoogleAppsに関する著書を出版されています。

今回のセミナーは、下記の3点を中心にお話されました。

  • タグマネジメントの役割・主なサービス内容
  • Googleタグマネージャの利用例
  • Tealiumに見る、タグマネジメントの方向

デジタルマーケティング施策において、効率的かつ最適なタグマネジメントは必須

第一部はタグマネジメントの総論から。
HTMLのタグから、デジタルマーケティングにおけるタグの違いという基礎的な知識からスタート。デジタルマーケティングにおけるタグは、ログ解析レポートやアフェリエイト・ネットワーク広告の効果検証、ユーザビリティ検証やコンバージョン、リマーケティング広告からソーシャルプラグインまで、あらゆる施策に使われていることを説明いただきました。

しかし、混在するタグが弊害をもたらすことも。それを解決するために登場したのがタグマネージャなのだそうです。ここからいくつかのタグマネージャサービスを画面を見ながら、それらの主な機能について紹介、解説いただきました。

タグマネージャの機能としては、表示ページから計測内容を取得したり、ルールによるタグの配信制御、ページ表示以外の計測やバージョン管理、タグ監視などの機能があることを説明いただきました。

これらの機能から、デジタルマーケティングにおいてWebサイトにタグを実装することは必須であり、複雑化するデジタルマーケティングに対応するために効率的なタグ運用が求められること。多くのタグマネジメントサービスベンダーがそれぞれの特長や強みを生かしたビジネスを展開しているので、最適なタグマネジメントこそがデジタルマーケティングの効率化につながるとおっしゃっていました。

Googleタグマネージャは必須のツール

第二部は、実際にGoogleタグママネージャを使って、その機能紹介をデモしていただきました。
海老澤様がGoogleタグマネージャを使う理由は、Googleアナリティクスとの親和性が高いこと、無料なのに多機能であること、情報や利用経験者が多いことを挙げていました。

来場者の多くは利用経験があるとのことでしたが、Googleタグマネージャの準備からページビュー計測、タグの配信ルールやリンククリック計測まで一通りの使い方を実際の画面を出しながら解説。初心者にとってとても分かりやすい内容でした。

Googleタグマネージャは、他のタグマネージャの機能を理解して組み合わせて使う事で機能を拡張できるそう。計測できる指標の幅を広げるためにも、各サービスの機能を理解しておくことが大切なのだそうです。

Tealiumでタグマネジメントの世界が広がる

第三部ではTealium社の提供する新しいタグマネジメントの未来がテーマです。
「タグマネージメントは、デジタルマーケティングの月である」という名言を紹介されながら、タグマネジメントが生み出す価値について語ります。タグマネジメントは、デジタルデータディストリビューションプラットフォームになると予測されているが、Tealiumはリアルタイムにデータ活用をする「DATA Activism」を提唱しているとのこと。

そんなTealium社の製品をデモしていただき、リアルタイムでユーザーのセグメントを判別するDATA Activismが拓く未来のタグマネジメントを体感できる内容となりました。

懇親会ではマニアックな話で盛り上がる?

その後は質疑応答の時間へ。海老澤様の普段の情報収集の方法などについて盛り上がりました。
ちなみにセミナー終了後、アンケート用紙に書いていただいた質問に対し、講師の方が回答してくださり、セミナー開催後にメールにてお送りするという「セミナー参加者限定の特典」もありますので、是非セミナーにご来場ください。

最後はいつもの座談会で締めくくり。ファシリテーターの小川様と次回セミナーにご登壇いただく株式会社マルケトの宮下毅様が参加されての座談会。

宮下様は、Tealiumという製品を今回初めて知ったけど、タグマネージメントは計測の情報が集約するマーケティングオートメーションという立場からは、コンペティション相手になるのでは?とコメント。
海老澤様からは、今までのマーケティングはセールス寄りと広告寄りに分かれている中で、よりユーザー視点で近づいていく必要がある、とデジタルマーケティングへの提言をいただきました。
小川様からは実際にタグマネージメントの業務を行う中で、何が解決できるのか? あるいは導入までのルール策定はどうしたのか? といった具体的な質問をされ、海老澤様にご回答いただきました。

その後の懇親会でも、タグマネージメントやログ解析などについてかなりマニアックな議論で盛り上がっていたようです。こういった講師との交流ができるのもウェブマーケティングリレーセミナーの特長です。


開催概要

日時 2015/1/22 (木) 19:00-21:40
場所 コーチ・ホール (千代田区九段南2-1-30イタリア文化会館 3階)

講師紹介

講師

株式会社イー・エージェンシー
海老澤 澄夫 様

海老澤 澄夫(えびさわ すみお) 株式会社イー・エージェンシー データインテリジェンス部副部長。 米国NY州Sage Junior Collegeでジャーナリズム専攻。外資系ITサービス企業の日本法人代表などを経て、株式会社イー・エージェンシーのデジタルマーケティングのテクノロジー主幹に。GoogleAppsなどアクセス解析以外でも幅広い技術分野に精通。GAIQ(Google Analytics Individual Qualification)保有者。 Markezineで「Google アナリティクスのすべらない話」を執筆中。

対談のお相手 / 次回講師

株式会社マルケト
宮下 毅 様

モデレーター

ウェブアナリスト
小川 卓 様