#25
 

マーケティングオートメーション活用法と最新動向

3月19日(木)開催の第25回目は、
株式会社マルケト プロダクトマーケティングマネージャー 宮下 毅 様にご登壇いただき、
『マーケティングオートメーション活用法と最新動向』というテーマでご講演いただきます。

Keywordマーケティングオートメーション

2014年から日本でも用語だけは広く知られるようになってきた「マーケティングオートメーション」ですが、国内外の製品ベンダーやマーケティングコンサルタントがそれぞれの解釈でマーケティングオートメーションを解説しているため、その本質が見えにくくなってきているのも事実です。
現在、株式会社マルケトのプロダクトマーケティング担当として、日本企業でのマーケティングオートメーションの活用を日々支援している立場から、また自身の10年以上のマーケティングオートメーションのユーザとしての経験から、マーケティングオートメーションで何ができるのか、どのように役立つのか、使いこなすためのコツはあるのかといった、マーケターが聞きたいことを、ユーザー目線でお話しました。

【参加者に持ち帰っていただきたいこと】

  • 1.マーケティングオートメーションは何をオートメーションしてくれるのか?
  • 2.マーケティングオートメーションはメール配信ツールとなにが違うのか?
  • 3.カスタマージャーニーを先に作らないとマーケティングオートメーションは使えないのか?
  • 4.マーケティングオートメーションはBtoB向けでBtoCには使えないのか?
  • 5.自社ではマーケティングオートメーションを導入すべきなのか?

セミナーレポート


25回目となるWebマーケティング・リレーセミナーのテーマは、話題のマーケティングオートメーションの活用法と最新動向について。講師は、株式会社マルケトのプロダクトマーケティングマネージャーの宮下毅様。

マルケトといえば、マーケティングオートメーションを実現するためのプラットフォームとして、市場シェアナンバーワンのツール。2014年に日本に上陸。日本法人設立後、国内でも多くの導入ユーザーを抱えています。

宮下様も元々はマルケトのユーザーだったそう。2002年からSiebleMarketingを使っての日本最古のマーケティングオートメーションユーザーにして、日本最古のマルケトユーザーであるとご自身を紹介していました。なんと、2014年末までは日本マルケトユーザーグループのリーダーで、その1ヶ月後の9月に現職に就かれたそうです。

そんな生粋のマルケトユーザーの宮下様がマーケティングオートメーションの最新動向と実践方法を紹介するのが今回のセミナーです。

メールのコンバージョン率が400%アップするマーケティングオートメーションの世界

まずは株式会社マルケトの会社概要から紹介。2015年3月の時点で約40社の日本企業で導入されており、その中の成功事例を紹介。一斉配信したメールと属性を把握したメールとでメールのコンバージョンで400%上がった事例や、国の実証実験プロジェクトでは商品を「買う」のではなく、健康維持のためのアクションを「起こす」ためにマルケトを使った事例などご紹介いただきました。

その後、マーケティングオートメーションについての基本的な概念をフローにてレクチャー。売り上げ予測を立てることが難しい中、コンテンツとマーケティングオートメーションの機能によって、顧客の温度感をスコア化する仕組みを紹介。このスコアによってデータドリブンな営業ができるようになることを強調されていました。

また、マーケティングオートメーションにおけるコンテンツの重要性についても言及。展示会ではプロのライターを呼んで日々コンテンツをアップし、顧客との接点を持たせているそうです。実際にマルケトのサイトでは展示会の動画や最新の事例紹介など豊富なコンテンツを用意して顧客をキャッチする仕組みが用意されているので、そのサイト構造はウェブマーケティングの参考になるのではないでしょうか。

これからのウェブマスターはMOPSになれ

後半はマルケトの実際の画面や実装方法の画面などについて。スクリプトを埋める方法や実際にユーザーの温度感をモニターするためのマルケトの管理画面などを見せていただきました。セミナー内では実際にキャッチボール・トゥエンティワンのスタッフがマルケトのサイトをどのように回遊し、見込み顧客としての温度感をモニターしていったのかをマルケトの各画面を通してレクチャー。マルケトを導入しないとなかなか見れない画面だけに参加者も興味深そうに見入っていました。

このようなマーケティングオートメーションを実践するためには、カスタマージャーニを分析する必要があり、社内の営業とマーケティングプロセスがしっかりしていないと実践ができない、ウェブサイト全体を見直さないとマーケティングオートメーションを導入しても意味がないとのこと。そのためにも、マーケティングオートメーションを導入してみたいと思うなら、信頼できるパートナー企業を選ぶ必要があることを強調されていました。

そして、マーケティングオートメーションを実践するためにこれからのウェブマスターは「MOPS」になれと主張。ウェブマスターがマーケティングをOperationすることが求められるのだそう。それになるためのツールや方法論、心構えなどについても言及。今後のウェブマーケター像を紹介してくださいました。

熱心な講義で時間を少しオーバーして休憩時間に。その後、いつもの座談会に入っていきます。

ウェブマーケティングには人の教育が大切

座談会はファシリテーターの小川様に加えて、次回セミナーの講師である株式会社イノーバ代表取締役社長宗像淳様が参加。ウェブマーケティングにおいて大変なのは人を育てることだと、人材育成の話で盛り上がりました。

学生インターンをコンテンツ作成に活躍させる話や、テクノロジーは若い人に任せてしまったほうが良いという意見など、ウェブマーケティング会社の第一線で活躍するメンバーならではの本音トークがちらほらと。

リスティング広告やメルマガなどを経験したことがある人材がマーケティング経験を積み、その後マーケティングプロセスの視点を持つというプロセスを経ることなのだそうです。

また、マルケトにおけるコンテンツ作りの現場とその難しさについても座談会のテーマとなっていました。プリセールスが資料を作るとどうしても近視眼的になるため、マルケトではプロのライターを雇っているくらいコンテンツを重要視しているそうです。

会場からの質問コーナーでも、次々と手が上がりました。実際に導入しやすい会社としにくい会社像。導入を成功させるためのポイント、BtoCでも使えるか? などさまざまな質問が上がりました。セミナーに参加した方には質問の回答がメールで送られるので、ぜひご参加ください。

注目度の高かったマーケティングオートメーションをテーマにしたセミナーも盛況のうちに終わり、懇親会では多くの方が名刺交換をしながら輪を広げていました。

次回のマーケティングリレーセミナーは5月に開催予定。Facebookページなどで告知いたしますので、ぜひチェックしてください。


開催概要

日時 2015/3/19 (木) 19:00-21:40
場所 コーチ・ホール (千代田区九段南2-1-30イタリア文化会館 3階)

講師紹介

講師

株式会社マルケト
宮下 毅 様

宮下 毅(みやした つよし) 株式会社マルケト プロダクトマーケティングマネージャ。 マーケティングオートメーションとの関わりは、2002年に日本シーベル(現在はオラクル)のマーケティング責任者としてSiebel Marketingを利用。日本では日本で最古のマーケティングオートメーションユーザかも。 以来、シャノン、シンフォニー、Eloqua、Aprimoなど国内外のーケティングオートメーションを利用。2007年にSalesforce.comとデジタルフォレストのVisionalist(現NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション)の連携したマーケティングオートメーション機能を持つVisionalisyt for AppExchangeを開発。 2012年2月から株式会社シルクロードテクノロジーにてMarketoを利用。 2014年8月にマルケトの日本ユーザグループを立ち上げ。 その後、株式会社マルケトに入社し、現在プロダクトマーケティングマネージャ。

対談のお相手 / 次回講師

株式会社イノーバ 代表取締役社長
宗像 淳 様

モデレーター

ウェブアナリスト
小川 卓 様 様