#26
 

顧客に気付きを与えるコンテンツマーケティングとは?

5月22日(金)開催の第26回目は、 「コンテンツマーケティング」の先駆者であり、業界を牽引している株式会社イノーバ 代表取締役社長 宗像 淳 様にご登壇いただき、 『顧客に気付きを与えるコンテンツマーケティングとは?』についてご講演いただきました。

Keywordコンテンツマーケティング

「コンテンツマーケティング」は、価値や興味のある情報を継続して自ら(企業)が発信することで「気付き」を与え、お客様とのコミュニケーションを生み出すことができます。その為、お客様に対し、押し売りではなく、自然に将来の購買行動に結びつけることができる効果的なWebマーケティング手法として、注目を浴びています。
本セミナーでは、コンテンツマーケティングを始める上で最重要となる「コンテンツ設計のプロセス」や、コンテンツ制作にあたってのポイントや注意点などを、事例を交えてお教えします。

  • 1. コンテンツマーケティングの基礎知識
  • 2. コンテンツマーケティングを始めるために必要な3つのポイント
  • 3. 成功事例にみるコンテンツ提供のコツ
  • 4. 始めるために必要な体制や人数、社内で理解を得る方法
  • 5. 効果測定やKPIの考え方について

セミナーレポート


26回目となるWebマーケティング・リレーセミナーのテーマは「コンテンツマーケティング」。日本でも多くの企業が導入しつつある新しいマーケティング手法について、その第一人者である株式会社イノーバ 代表取締役社長の宗像淳様が語ります。

ウェブマーケティングは恋愛に似ている

ウェブ制作会社としてスタートしたイノーバですが、付加価値を高めるためにコンテンツマーケティングに注目し、自ら情報を発信することでその市場のリーディングカンパニーとなっていったそう。それだけに、情報発信の重要さを認識しているそうです。

そんな宗像氏が言うコンテンツマーケティングの本質は、恋愛。顧客に自分を気がついてもらうために、どのようにコンテンツを使っていくかを語ります。

まずは、広告や営業によって売り込みを受ける時代は終わり、顧客がウェブを使って自ら情報を見つける時代になってきているそうです。アメリカの事例を説明しながら、これまでの営業スタイルでは、購買に結びつかなくなっていることを説明しました。

コンテンツマーケティングは、ウェブ広告のような瞬間最大風速を生み出すものではなく、蓄積していく資産であると定義。そのメリット、そしてコンテンツマーケティングでできることのポイントを整理してわかりやすく説明していただきました。

ちなみに、アメリカの場合 BtoBの企業は、90%以上の企業が導入しているそうです。それに対して日本はまだまだこれからのようです。

その後、実際のアメリカと日本のコンテンツマーケティングの事例を紹介。それぞれの事例紹介では、踏み込んで成功事例を分析。共感されやすいコンテンツを出すことによって、シェアされるためのプロセスを分析。そのほか、必要なツールなども解説していただきました。

コンテンツマーケティングに立ちはだかる壁

後半は、コンテンツマーケティングに立ちはだかる壁。何を書けばいいのか? コンテンツを書く人がいない、パフォーマンス評価軸がないなどの問題点を踏まえた上で、目標設定や対象ユーザーのペルソナ設定方法やコンテンツ設計方法からキーワード戦略など、コンテンツマーケティングの作り方のノウハウを詳しく解説。

これからコンテンツマーケティングを導入しようとしているマーケティング担当にとってとても役立つ情報になったのではないでしょうか。

マーケッターにとってすぐに役立つ情報が満載

第二部は恒例の対談の時間に。次回のリレーセミナーに登壇いただくアンテナの荒川様、そしてモデレーターの小川様は、ウェブセミナー初のSkypeのビデオチャットで参加。宗像様と荒川様に次々と質問をしていきます。
コンテンツマーケティングの成功例と失敗例をテーマにして対談がスタート。失敗した事例の原因、成功させるためのコツなどを宗像様が解説しました。特に、海外の事例を例に上げながら、日本との課題の違い、SEO戦略についてなど、コンテンツマーケティングから購買に結びつくまでのコツなど、小川様が突っ込んだ内容の質問をするなど、濃密な内容となりました。
さらに、小川様からはアンテナにおけるKIPの指標作りについて質問があり、宗像様は、企業のオウンドメディアとは異なるユーザーの行動を測定していると答えました。
さらに、小川様がアマゾンジャパンに在籍していた経験からも売り上げをアップさせるためのコンテンツマーケティングについての意見を述べました。
他にも、ソーシャルで拡散させるコンテンツについてそれぞれの経験からエピソードを語ったり、継続的にコンテンツを作るためのコツやツールについて披露しあい、マーケッターにとってすぐに役立つ情報が満載の対談となったのではないでしょうか。

最後はコンテンツマーケティングの今後について。宗像様は、将来は当たり前のようになってコンテンツマーケティングという言葉がなくって欲しいと。荒川様は人の手とアルゴリズムよってコンテンツがキュレーションされ、新しく生まれ続けてくるコンテンツと知りたいという人がうまくマッチングする世界が来て欲しいと語りました。


開催概要

日時 2015/5/22 (金) 19:00-21:40
場所 コーチ・ホール (千代田区九段南2-1-30イタリア文化会館 3階)

講師紹介

講師

株式会社イノーバ 代表取締役社長
宗像 淳 様

宗像 淳(むなかた すなお) 福島県立安積高校、東京大学文学部卒業。ペンシルバニア大学ウォートン校MBA(マーケティング専攻、GMATスコアは770点/800点で世界のTop 1%)。1998年に富士通に入社、北米ビジネスにおけるオペレーション構築や価格戦略、子会社の経営管理等の広汎な業務を経験。MBA留学後、インターネットビジネスを手がけたいという思いから転職し、楽天で物流事業立ち上げ、ネクスパス(現トーチライト)で、ソーシャルメデイアマーケティング立ち上げを担当。ネクスパスでは、事業開発部長として米国のベンチャー企業との提携をまとめた。2011年6月に株式会社イノーバを設立、代表取締役に就任。 著作:『商品を売るなーコンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる』 日経BP社刊, 2014年

対談のお相手 / 次回講師

株式会社グライダーアソシエイツ COO
荒川 徹 様

モデレーター

ウェブアナリスト
小川 卓 様